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「少量の飲酒でも高血圧リスク」厚労省が初の健康配慮指針

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「少量の飲酒でも高血圧リスク」厚労省が初の健康配慮指針

「少量の飲酒でも高血圧リスク」厚労省が初の健康配慮指針

2024/07/15

お酒×疾病

今回はお酒と健康についてです。

厚生労働省が公表した「飲酒ガイドライン」を参照にお酒と疾病の関係について見て行きましょう。


今回のガイドラインでは、がんなどの疾患別に発症リスクが高まる飲酒量を例示して、性別や年齢に応じた注意点も示しています。アルコールといっても主に純アルコール量に着目して飲酒量を示しています。

※純アルコール量(g)=摂取量(ml)×アルコ ール濃度(度数/100)×0.8(アルコールの比重)

 

大腸がん・・・男女とも1日20g以上

脳梗塞・・・男性は1日40g以上、女性は11g以上

高血圧・・・少量でも発症リスクが高まる

胃がん・・・男性は少量でも発症リスクが高まる、女性は20g以上

※純アルコール20gはビール500ml(ロング缶)1本、日本酒1合に相当。

 

女性は男性より少量・短期間でアルコール性肝硬変になる場合があり、高齢者は一定量を超えると認知症や転倒の可能性が高まるとしています。

お酒は本当に体に悪い?

 

このガイドラインを見て行く中で、私はこう思いました。

「お酒って本当に体に悪いのかな?」

「少しなら身体に良いと聞いたことあるけど」

 

実際に「酒は百薬の長」こんな言葉もありますよね。

この言葉は「適量の酒はどんな良薬よりも効果がある」という意味らしいです。

 

医師会などの記事をのぞいてみると、

・LDL(悪玉)コレステロールの増加を抑えて、HDL(善玉)コレステロールが増加する

・血液が血管の中で詰まりにくくなるため、心筋梗塞や狭心症など虚血性心臓病を予防する

・血小板の凝集を抑制する

などの効果があるようで、心臓病などの循環器系疾患の発病を抑えられるとされています。

 

ただやはり、お酒を毎日大量に摂取していれば中性脂肪が増加して、HDLコレステロールの低下、LDLコレステロールの増加につながるようです。さらに血圧上昇や高血糖状態をも引き起こすようです。

感想・想い

最後に私の感想と想いです。

 

今回はお酒と健康についてでした。

 

記事を読まれた方の中には、

「私のおじいちゃんはたくさんお酒を飲んでいたけど健康で長生きしたよ」

「友達はお酒を飲まなくても若くして大腸がんになった」

などと思われた方もいると思います。

 

もちろん、そういう例もあるでしょう。

今回の飲酒ガイドラインにも「これらの量は個々人の許容量を示したものではありません」とあり、お酒を飲めば必ず病気になるわけでも、お酒を飲まなければ必ず病気にならないとは記載はありませんでした。

ただ飲酒が病気のリスク因子であることは確かです

 

私はお酒が大好きです。

なので、患者さんに対しても「お酒を飲むな」とは言いません。

ただ、お酒を飲むことによるリスクとメリット、両方を理解した上で意思決定をするのが大事なのではないでしょうか。

 

今回の飲酒ガイドラインが皆様の意思決定の参考になれば幸いです。

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