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小中高生の半数以上「寝不足」

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小中高生の半数以上「寝不足」

小中高生の半数以上「寝不足」

2024/07/10

小中高生の半数以上「寝不足」

睡眠、特に小中高生の睡眠事情についてのニュースがありました。

 

「東京大と理化学研究所の調査で今年1月までに約7700人の睡眠状況を専用の機器で調べたところ、平均睡眠時間は小学6年生7.90時間中学3年生7.09時間高校3年生6.45時間であり、小中高生の半数以上で睡眠時間が不足しているという実態が明らかになりました。」

 

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」によると小中高生の睡眠時間と生活習慣について下記事項を推奨しています。

・小学生は9~12時間、中学・高校生は8~10時間を参考に睡眠時間を確保する。

・朝は太陽の光を浴びて、朝食をしっかり摂り、日中は運動をして、夜更かしの習慣化を避ける。

夜更かしの原因

では、なぜ夜更かしが生じてしまうのでしょうか?

 

1つはホルモンの分泌。

思春期が始まる頃から睡眠・覚醒リズムが後退し、睡眠の導入に関わるホルモン(メラトニン)の分泌開始 時刻が遅れることで、夜寝る時刻が遅くなり、朝起きるのが難しくなる傾向がみられるようです。

 

2つ目は社会的要因。

部活動や勉強、友人とのつきあい、スマホなどの使用により、夜遅くまで活動することが増える一方、朝は学校に遅刻しないよう起床する必要があるので睡眠不足になりやすく、睡眠負債が蓄積しやすくなるようです。

また、学校のない休日は、睡眠負債を解消するために起床時刻を遅らせることにより、午前中の時間帯に日光を浴びることができず、睡眠・覚醒リズムは後退しやすくなります。思春期以降、社会人になるまでの時期は、もっとも夜ふかし、睡眠不足、休日の朝寝坊が生じやすくなるといえます。

夜更かしによる弊害と対策

<弊害>

夜ふかし・朝寝坊の習慣が長く続くと、朝起きることが難しくなり、遅刻が増加したり、登校が困難になっ たりすることもあります。これは睡眠・覚醒相後退障害と呼ばれる睡眠障害の一つであり、自分の意志だけでは睡眠・覚醒リズムの乱れ(後退)や蓄積した睡眠不足(睡眠負債)に抗うことができなくなった結果とも考えられています。

 

また、睡眠・覚醒相後退障害の6割近くに起立性調節障害を合併すると報告されています。この状態にな ると、二次的に学業の遅れや、友人関係の障害が進⾏しやすくなります。

 

<対策>

こうした夜更かしを習慣化させないために厚生労働省は下記対策を提唱しています。

1.起床時の日光浴

2.朝食の摂取

3.運動習慣の定着

4.デジタル機器使用の回避

感想・想い

最後に私個人の感想と想いです。

 

今回は小中高生の寝不足についてフォーカスしたニュースでしたが、これは大人も同じです。

実際に厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、1日の平均睡眠時間が6時間未満の割合は男性が37・5%、女性は40・6%だとしています。

 

「十分な睡眠時間は人によって異なるが、20代後半以降であれば6~8時間が必要だ。」

最近テレビでもよくみる筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構の柳沢正史・機構長はこう述べています。

 

つまり大人も約40%の人は寝不足と言えるでしょう。

 

寝る前にスマホを見て夜更かししていませんか?

朝食を抜いていませんか?

休日に寝だめをしていませんか?

 

「親の背を見て子は育つ」、これは子どもは親の良い面も悪い面も見ていることを指します。

子の心配をする前にまずはご自身の生活習慣を見直すことが一番の対策なのではないか、そう感じるニュースでした。

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