介護保険料 平均6225円に
2024/07/08
介護保険料の値上げ
老後資金が問題とされていますがさらに追い打ちをかけるニュースがありました。
それは介護保険料の値上げです。
今年2024年4月に65歳以上の高齢者が支払う介護保険料が見直され、基準額の全国平均は改定前から211円上がり、6225円となりました。介護保険が始まった2000年度(2911円)と比較すると2.14倍となりました。介護サービスの増加や介護報酬の増額が影響し、今後も保険料の上昇が見込まれています。
しかも来年度には団塊の世代が75歳以上となるため、サービスの利用料はさらに増加すると考えられています。
介護保険についてより具体的に知りたい方、どんな人が対象なの?受給のための要件は?介護保険の財源はどこから? こんな疑問がある方は下記リンクを参照ください。
厚生労働省老健局「介護保険制度の概要」:https://www.mhlw.go.jp/content/000801559.pdf
国の展望
短期的に介護保険料を上げることは分かりましたが、国としてはどのような展望があるのでしょうか?
高齢者の割合が増えるたびに介護保険料を上げ続けるのでしょうか。
国としては2040年までに高齢者の人口の伸びは落ち着き、現役世代(担い手)が急減するとして、「誰もがより長く元気に活躍できる社会の実現」を展望しているようです。
そのための課題として挙げられているのが下記4点。
①多様な就労・社会参加の環境整備
②健康寿命の延伸
③医療・福祉サービスの改革による生産性の向上
④給付と負担の見直し等による社会保障の持続可能性の確保
本記事では②健康寿命の延伸についてもう少し掘り下げます。
(その他の項目についても興味がある方は先ほどのURLから詳細見てみてください。)
②健康寿命の延伸の具体的なビジョンはこちら。
「2040年までに、健康寿命を男女ともに 3年以上延伸し、75歳以上にする」
そのために行うのが、
1.健康無関心層へのアプローチの強化
2.地域・保険者間の格差の解消により、 以下の3分野を中心に、取組を推進
・次世代を含めたすべての人の健やかな 生活習慣形成等
・疾病予防・重症化予防 ・介護予防
・フレイル対策、認知症予防
残念ながら今回参考にしている資料では「じゃあ、健康無関心層へのアプローチって具体的に何をするの?」ってところまでは記載がなく分かりませんでした。もし何か情報がありましたら共有します。
感想・想い
最後に私個人の感想と想いです。
「老後2000万円問題」
このワードを聞いたことがある人は多いはずです。
簡単にいうと「老後の30年間で約2,000万円資金が不足する」という試算結果が出たという話です。
ただこの試算には介護費用を含みません。確かに介護保険制度があることで費用負担が楽になるかもしれませんが、今回の記事にも記載した通り介護保険料自体が値上げされており、今後も値上げは続く展望です。さらに今後保険料をどんどん上げたとしても、介護現場での人材不足などからこれまでの介護の質を維持することができるのかは疑問です。
こうした中私たちはどうしても自助を前提として老後について考える必要があるわけです。具体的には、貯蓄だけでなく、介護にならないための予防についても考えていくことが重要ではないでしょうか。
私は予防とは、自分のなりたい将来を手に入れるための行動だと考えています。
・何歳になっても足腰健康で自分で好きなところに旅行に行ける。
・孫ができたときに抱っこが出来る、一緒に遊べる。
・介護が必要なく子ども、孫の時間や資金を奪わない。
あなたが将来介護が必要になるかどうかは誰もわかりません。
ただ、いまの行動次第で介護になる可能性を1%でも下げられる、介護が必要となる期間を1年でも遅らせることが可能となります。(逆もしかり)
私の仕事/使命は「いま現在のお悩みの解決」と「10年、20年先の将来の健康」を提供することです。
年齢は、ただの数字です。
何かを始めるのに、早すぎる/遅すぎるなんてことはありません。一緒に将来の健康について考えてみませんか?
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