食後低血圧の原因と予防法
2023/11/27
食後に突然体調が悪くなったり、めまいがしたりする人は、その原因が食後低血圧にあるかもしれません。
今回は、食後低血圧の原因や予防法について解説します。
食後低血圧を改善して、快適な日常生活を送りましょう。
目次
●食後低血圧とは何か?
食後低血圧とは、食後に血圧が下がる状態のことをいいます。
食事をすると、消化器官に血液が集中するため、心臓に血液が送られる量が減ります。
そのため、一部の人は食後に血圧が下がり、めまいやふらつき、立ちくらみを起こすことがあります。
食後低血圧になりやすい人としては、高齢者や血圧が低い人、自律神経の乱れを抱えた人などが挙げられます。
●食後低血圧の原因とは?
一般的には、高齢者や疾患を抱える方に多く見られますが、近年ではストレスや運動不足などの生活習慣も影響していると言われています。
食後に急激に血圧が下がる原因は、主に腸管からの血流量の変化や、交感神経と副交感神経のバランスの崩れなどが挙げられます。
食後低血圧の症状としては、めまいやふらつき、立ちくらみ、血管拡張による顔の発赤などがあります。
整体院では、食後低血圧の原因を深く探り、血行を改善する施術や、運動療法、生活習慣改善のアドバイスを行うことで症状の軽減につなげています。
食後低血圧に悩む方は、専門家に相談することをおすすめします。
●予防法① 食事の工夫
まずは、摂取するカロリーに気をつけましょう。
必要なカロリーを摂取し過ぎると、体重が増えて体の負担となります。
また、偏った食事を摂ると栄養バランスが崩れ、体調不良を引き起こす事もあります。
適切なカロリーとバランスの良い食事を心がけましょう。
次に、野菜・果物を積極的に摂りましょう。
野菜・果物にはビタミン・ミネラル・食物繊維などが含まれ、健康に不可欠な栄養素がたくさん含まれています。
また、食物繊維には腸内環境を整える効果もあるため、便秘や下痢予防にもなります。
最後に、塩分や脂肪分を控えめにしましょう。
塩分や脂肪分を過剰に摂取すると、高血圧や動脈硬化など様々な病気の原因になります。適度な量に抑え、健康管理に配慮しましょう。
以上の3点を意識し、食事の工夫を行うことで、健康的な身体を維持することができます。
●予防法② 食後の運動
食事を摂取すると血糖値が上昇し、急激な変化が体に与えられます。
この時、身体を適度に動かすことで血糖値の上昇をゆるやかにすることができ、健康にも良い影響を与えます。
食後に身体を動かすことで、消化器官の働きを促進することができます。
特に腹筋などの筋肉を使う運動は、腸の動きを活発化させ、便秘を予防する効果があります。
また、運動により血液の循環も促進され、血行が良くなることで身体の代謝もアップします。
ただ基本的には、食後すぐに運動をすることは避け、30分程度の休憩を挟んでから運動を開始することが望ましいとされています。
Total health support Sherpaでは運動の方法や強度、適切な食事の摂り方など、健康に関するアドバイスを提供しています。お客様のライフスタイルに合わせた運動や食事改善のアドバイスで、健康で快適な生活を送るお手伝いをいたします。
●予防法③ ゆっくりと食べる習慣の形成
食べ物を咀嚼することによって、唾液が分泌され、その中には消化酵素が含まれています。
唾液を十分に混ぜることで、食べ物が細かくなり、消化酵素も働きやすくなります。
また、食べ物をゆっくりと咀嚼することで、食欲中枢が刺激され、満腹感を得ることができます。
これらのことによって、食べ過ぎや不必要な摂取を防ぐことができ、健康な身体を保つことができます。
しかし、忙しい日々の中では、ついつい急いで食事をしてしまいがちです。そんな時は、時間を意識して食事をすることが大切です。